Memo
「桂を見ずして庭を語るなかれ」と言われるほど、日本庭園の心髄です。また、建築においても、建築様式や趣向、意匠は書院建築の到達点です。
参観は、1人の説明員と30名程の参観者が、1時間強の時間を掛けて庭園を回遊しながら行う形式です。主に茶屋などの建物で立ち止まり、建物や周りの庭園に関する、非常に解り易い説明を聞きます。
管理人は、テレビや書籍等で予習をしていたので、説明で確認しつつ、説明に洩れた見所なども発見でき、とても楽しむ事ができました。
いろんな所に行きましたが、庭や建物の“手入れ”の完璧さには目を瞠るものがありました。自然物以外のゴミが落ちていないのは勿論ですが、見た目が悪いほどの落ち葉は掃き清められ、養生や修理に使っている紐などの道具は、天然素材以外は一切使われていません。プラスティックやコンクリートは見当たらず、人工的な色彩は一切目にしなかったと思います。
参観申込みの際の、高い競争率・申込内容の変更不可・手続きの煩雑さなど、敷居が高いイメージがありますが、それらを払拭する“見応え”です。是非訪問されることをお薦めします。