Memo
参拝すると、まず般若心経の写経と読経という宗教行事を行います。その後に、庭園の自由参観となります。順路は下段の池泉回遊式庭園から上段の枯山水庭園の一方通行となっています。各人の時間が許す限り、退出閉門を促されることは無いようです。
天龍寺や永保寺など、数々の名庭園を作庭している夢窓疎石の代表作です。
足利義満の金閣寺、足利義政の銀閣寺も造営の際に、西芳寺を模倣した記録が残っています。現在のように庭園全面が苔で覆われたのは江戸後期で、創建当初は金閣銀閣のような二層の瑠璃殿などの建物があったそうです。(礎石が残っている)
現在は、ひとつの庭園として観賞していますが、建物が建っていた頃は、趣が異なる2別個の庭園として機能していたに違いありません。
管理人が訪れたのは、紅葉の散り始め、曇り空の日でしたが、メディアの情報では光が差し込む紅葉シーズンか梅雨の晴れ間が大変美しいそうです。高額な参拝冥加料と往復ハガキでの日付予約、お寺からの時間指定など制限が多いので、 ベストな日時を狙って訪問することは難しいですが、唯一無二の名庭園を訪れることをお薦めします。