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山と麓に広大な敷地を持つ大寺院です。上醍醐への山道は整備されていますが、小一時間程の中々の登山となります。 寺の起源となった醍醐水が今でも湧き続ける泉があり、国宝建築2棟、重文建築2棟があります。
下醍醐には、白壁と朱塗りの木材が古色を帯びている、五重塔と金堂の存在感が抜群です。 特に五重塔は、色彩バランス、高さや屋根の大きさ、逓減率などが相まって非常に均整のとれた塔です。 さらに、その立地条件が良いのです。塔の背後に森がありながら、空が抜けている。ビルなどの人工物が全く視界に入りません。 そういう意味でも、国宝五重塔9塔の中でも素直に歴史を感じることができ、五重塔らしさがでていると思います。
“醍醐の桜”は、圧倒的な数の多さで他の名所を凌駕しています。特に霊宝館の周りは、木も大きく、周囲や空を覆い尽くすほどです。 是非、桜の季節に訪れることをお勧めします。