Memo
石仏巡りができる当尾の里に浄瑠璃寺があります。 京都や奈良の中心部からは、アクセスが良くはありませんが、訪れる価値は十二分にあります。
何といっても、日本で唯一現存している「九体阿弥陀如来」が常時拝観できます。 薄暗い本堂の中にずらっと九体並んでいる様は圧巻であり荘厳です。 信仰心が決して篤いとは言えない管理人も背筋が伸び、一体一体に手を合わせました。 脇には四天王像の内2体が安置されています。年に数回公開される吉祥天は厨子の中に安置されています。 その彩色の鮮やかさとお顔立ちにファンも多いと聞きます。
そして、浄土式庭園の苑池の対岸(西方)には三重塔が建ち、その距離感と高さのバランスは絶妙です。 四季を通して様々な花が咲きますが、管理人のお勧めは紅葉の季節です。寺全域が紅葉で埋め尽くされる程ではありませんが、 常緑樹や建物や池の水のアクセントに、紅や黄が散りばめられている、そんな美しさがあります。